人工膝関節について

リハビリテーション

リハビリの目的

関節の安定を保つ役割を果たしている筋肉や腱は、動かさないとすぐに弱ってしまいます。
リハビリを行うことによって、筋肉を強くし、また、術後の拘縮(固まって動かしにくくなること)を防いで、早く日常生活へ復帰することができます。

開始時期

大体手術の翌日〜4日目までにリハビリを開始します。

リハビリの種類

病室で・・・

  • 持続他動運動器(CPM)を使って膝の曲げ伸ばしを行う訓練
  • 足を垂直にあげるなど簡単な運動
  • 歩行器を使った歩行訓練

リハビリ訓練室で・・

  • 平行棒を使った歩行訓練
  • 杖を使った歩行訓練
  • 階段を昇る訓練

リハビリのプログラム例

膝を伸ばしたまま、ベッドに座ることができます。膝の経過が良好であれば、CPMを使って、ゆっくり膝を曲げ伸ばしします。

ベッド上で足に力を入れるなど簡単な運動を続けます。この頃には、看護士や理学療法士の介助で車椅子に乗ったり、手洗いに行けるようになります。

リハビリ訓練室で本格的なリハビリ
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平行棒を使った歩行訓練
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歩行器を使った歩行訓練
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杖を使った歩行訓練
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階段を昇り降りする訓練