研修医と学生の皆様

リウマチ診

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スタッフ

西村 慶太(医療技術学部教授)
幸地 彬(非常勤)
中嶋 伸(非常勤)
中山 哲(大学院生)
神谷 真理子(助手)

診察日

水曜日午後(完全予約制)

以下が私たちの取り組んでいる患者様の疾患です

関節リウマチ:対象となる患者様の約8割をこの関節リウマチが占めます。

その他には、膠原病・膠原病類縁疾患による関節炎、脊椎関節炎、痛風・偽痛風、他の筋・関節症状を伴う疾患等、があげられます。

リウマチ診の特徴

関節リウマチの有病率は0.4%と高く、整形外科医ならば、その診断・治療は避けては通れません。そしてこの診察にリウマチ診の大きな特徴があります。他の専門外来が特定の部位、局所に特化しているのに対し、当チームは全身の炎症の評価をまず行い、それから個々の関節を評価するという診察スタイルになるのです。そこで多くの整形外科医が最も苦手な肺や腎臓、免疫といった全身性の評価も自然と身につけることができます。

上記の疾患の他にも、関節炎・免疫異常を起こす疾患は多く、その鑑別は容易ではありません、リウマチ診で多くの患者様の診断・治療を経験することで、能力が上がり、整形外科医としての幅を広げることができます。

私たちが目指すもの

  1. 若い医師の診断と治療の能力の向上
  2. リウマチ性疾患をきちんと診断・治療できる整形外科医は多いとは言えず、多くの患者さんが的確な治療を受けるように、当リウマチ診では、若い医師の診断と治療の能力の向上に力を入れ、勉強会を頻回に行っています。また、外来の後には必ず、カンファレンスを行い、上級医の知識や経験が短期間に濃密に伝承されています。また、外来も複数の医師で行っているため、困難な状況でも、すぐに上級医の指示を受けることができます。さらに2か月に1回、内科のリウマチ膠原病チームと合同カンファランスを行っており、内科的センスも自然と養うことができます。リウマチ診で経験を積んだ医師は、自信を持って各地での医療に深く貢献しています。

  3. 研究
  4. 臨床ばかりでなく研究活動にも力をいれ、診断・評価方法や治療法の向上、軟骨の再生、病態解明、などの分野で日々疾患に立ち向かっており、大学院の研究テーマにも困りません。

    実際の診療の他に、基礎研究、臨床研究、診断方法・薬物療法・手術の習熟と目の前には無限とも思えるフィールドが存在しているのです。帝京大学整形外科で臨床研修し、さらにはリウマチ診の一員として国内外で活躍してみませんか?